Hダイヤモンドトラス(H形鋼を弦材としたダイヤモンドトラス)
Hダイヤモンドトラスとは
「Hダイヤモンドトラス」は、単層のHダイヤモンドシェル(以下HDSと省略)を上下弦に配し、鋼管の束材とラチス材でつなぐ事により構成された複層立体トラスです。上下弦材にHDSを使用しているため、HDSと同様に自由空間の創造を可能とします。また、H形鋼を弦材とする複層トラスによりスパン100~200mの大空間を実現します。
自由曲面に生じる”ねじれ”に対する発想
上下弦材に関しては、HDSと同様に節点間の”ねじれ”に対して、H形鋼をねじる事により接合部の単純化を図っています。また、その上下弦材を結ぶ束材とラチス材は、基本的に上下弦材の節点のみと取合うことにより、上下弦を含めた部材としての”ねじれ”の問題を解消しています。
特徴
自由な屋根面形状
上下弦材のH形鋼の部材に"ねじり"の概念を導入した複層トラスとすることにより、自由な屋根面形状を構築できます。
大スパン空間の構築
上下弦材のH形鋼を使用することで100mを超えるスパンにも対応可能です。
システム化された構造体
上下弦材をねじることで接合部の単純化および標準化を図り、製作コストの低減を実現した構造システムです。
優れた施工性
同規模の複層トラスと比較して部材数が少なく、サポート数の低減が図れます。
詳細説明
接合部
部材にねじり加工を施すことにより、接合部が単純化あるいは標準化されます。
H形鋼部材のねじり加工
部材に与えるねじり加工角度は設計生産一貫システムにより計算され、当社で開発した加工設備を用いて常温でねじり加工されます。
部材サイズ
H250からH500シリーズをメンバーの基本サイズとしています。
H250シリーズ | H-250x125x6x9 |
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H-244x175x7x11 | |
H-250x250x9x14 | |
H300シリーズ | H-300x150x6.5x9 |
H-294x200x8x12 | |
H-300x300x10x15 | |
H350シリーズ | H-350x175x7x11 |
H-340x250x9x14 | |
H-350x350x12x19 | |
H400シリーズ | H-400x200x8x13 |
H-390x300x10x16 | |
H-400x400x13x21 | |
H500シリーズ | H-500x200x10x16 |
H-488x300x11x18 |